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星の島で恋をした【完結】
第9章 《九》
 男の指が不穏な動きをはじめ、蜜壺の口をゆるゆると撫でていた。

 最初は一本で遠慮がちに触れられていたものが、二本になり、力を加えられ、ぬちゅぬちゅという水音がセルマの耳も犯し始めた。

 そうなると、その先をすでに知ってしまっているセルマの身体はあおられ、我慢が効かなくなってきた。

「俺とともにスキアを倒してくれるよな?」

 男の問いかけに、セルマはそこは迷わずうなずいた。

 この島には療養のためにきたが、男からそんな話を聞かされてしまった以上、知らない振りをすることはできなかった。しかもいつこの呪いが発動するのかも分からない。

 もしも可能ならば、この身に降りかかってしまった呪いとともにスキアとかいう化け物を倒せればいい。そう、共倒れになってしまったとしても、倒せるのならそれでいい。

「倒せたならば、その褒美に俺はセルマをもらおう」
「わ……たし、が……褒美に、なるわけ、ない」
「カティヤと約束した。セルマの呪いも解くし、スキアも倒す。俺は今すぐにでもセルマ、おまえが欲しい」

 最初に会ったときとまったく違った情熱的な言葉に、セルマは戸惑いを覚えた。

「セルマの花芯、見つけた」

 男の指はこうして会話をしている間もセルマの秘部を愛撫していて、セルマはあまりの気持ちよさに勝手に腰が揺れるのを必死に我慢していた。

 ゆるりと指が滑り、セルマの前にたどり着いたと思った途端。

「あっ……あぁぁぁっ!」

 男の指が敏感な部分に触れたと同時にセルマの身体は大きく跳ねた。

「指だと少し強すぎたか」

 その言葉のすぐ後に、男はセルマの太股を大きく開くと、指で茂みをかき分け、舌を伸ばして花芯を舐めた。

「ひゃんっ!」

 セルマの全身が跳ね、それと同時に治まっていた左肩がまた痛み始めた。

「いた……っ」
「肩か?」
「ぁ……ん、そこで、喋らないで……っ」
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