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インスタントコーヒー
第4章 答え

キスすら昨日先生にされたのが初めてだった。

先生の舌の動きに見よう見まねで応じる。

「んっ、あうっ…」

たまに漏れる私の言葉にならない声と、舌を絡めあういやらしい音が部屋中に響く。

先生はそのまま私をベッドに寝かせ、上から覆い被さった。

ふわっと先生の匂いがする。

「アヤ。先生だって男だからな。あんまり誘惑すると本気にするぞ。」

先生は今までの優しい爽やかな顔ではなかった。
野生的で、官能的な
見たことのない『男』の顔。

ドキッとした。

怖くなった。
でも、それ以上に先生がもっと欲しくなった。

黙ってコクリと頷いた。

先生はゆっくりと私の胸に触れた。
円を描くように、手を動かす。

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