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インスタントコーヒー
第4章 答え
先生はインスタントコーヒーを作ってくれた。
夏なのにホットなのは相変わらずだったが、
昨日と違って私のカップの側には、ミルクとお砂糖が置いてあった。
「また…なんかあったのか?」
私は何も言わず先生の胸に飛び込んだ。
ほっとする。温かい。
いろんな感情が爆発して涙がとまらない。
「…アヤ…昨日も言っただろ…そういうことすると…」
先生の言葉を遮るかのように唇を先生の唇に重ねた。
先生は急なことに驚いたのか「んっ、」と小さく声を漏らす。
そしてしばらく見開いていた目をゆっくり閉じて、舌を使って私の口をこじ開けた。