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インスタントコーヒー
第5章 その後
先生の匂いがふわっと広がる。
下半身がジンジンと熱くなっていく。
先生は
「続きはまた今度ね」
と耳元で囁いた。
やだ、恥ずかしい。
私、すごく期待した。
「ここ、学校だから、ね」
冷静な先生。
私なんか、先生から見たら子供なんだろうな。
やっぱり、私のこと、私が思ってる風には
考えてないんだろうな。
また胸がキュッと痛む。
「今日、先生の家、行っていいですか?」
胸の痛みと沈黙でちょっと重い空気振り払うように言った。
先生はまた、嫌な顔もせず
無言で頷いてくれた。