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インスタントコーヒー
第6章 本当の気持ち〜結城先生side〜
それから度々アヤと体を重ねるようになった。
アヤは多分家庭内でゴタゴタがあったのだろう。
アヤが欲しいのは家庭で得られない温もりだけで
たまたまあそこを通りかかったから
その役目が俺になっただけだ。
俺のこういう胸の内を知ったら
アヤは困ってしまうだろう。
俺から離れてしまうかもしれない。
まして、俺はアヤの副担任。
アヤに手を出すのはタブー。
自分からアヤに仕掛けたりはしなかった、
胸の中の感情を表に出してしまわないように
一生懸命耐えた。
でも、アヤから来られるとやっぱり
抑えることはできなかった。
アヤとこういうことをしてはいけないと
分かっているのに
アヤと一緒にいたい、離れたくない自分がいる。