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インスタントコーヒー
第7章 とまらない

先生は私をギュッと、抱きしめてくれた。

血管が浮き出た逞しい腕、
スラッとした体からは想像もつかない胸筋
少し甘い香り。

先生の全部、全部が
私の頭の中をおかしくする。

「ここ、玄関だから、ね」

先生は私を軽々持ち上げて
ベッドに下ろした。

先生は私の唇を塞ぐ。
貪るようなキスに私も精一杯答える。

先生とは何度もキスをした。
触れるだけのキスも、こういう、
お互いを求め合うようなキスも…

何度もキスしたけど、
でもやっぱりキスだけでこんなにも
身体が熱くなる。

火照った顔に先生の細くて冷たい指が触れる。

その指は髪の毛を撫で、首筋を伝い
私の胸の膨らみを捉えた。

先生のいやらしく動く指に合わせて
私の胸も形を変えてゆく。
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