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第10章 それぞれの思惑　想い　念い

「みゆちゃんありがとう　大好き」私を抱き上げくるくる回る　きゃぁ！？私が言うと
「くまやめろ　みゆ大丈夫か」私を降ろしてるいごど抱きしめ　ありがとう　ありがとう　ありがとうって何度も　はるかさんが呆れたように
「早く帰って来ちゃうよ　ゆうも起きたじゃん」って背中でモゾモゾ　力持ちだな私とゆうくん軽々と
みゆちゃん軽いよ　もっと食べなきゃだなんて　

チャイムの音　
「わぁ」サク君が固まる　可愛い　
ゆうくんが手を伸ばす　朝ご飯にしましょう
「サク　これからは僕らが家族だ　手続きはくまがやるから宜しく」るいが手を　サク君が嬉しそうに何度も頷く
「いっぱい走ったからお腹すいた」友達の犬の散歩に行ってきたらしい
手洗いうがい　ゆうくんもお白湯を飲んでさぁお皿を持って皆がテーブルに
ゆうくんはトロトロおじやに魚のふわふわだんごを美味しそうに口に　さく君がお皿を持ってぐるぐる歩き回る　小さな手まり寿司やハンバーグ　お皿にたくさんのせて食べてる　くまさんとゆきとさんには大皿に色々　バイキングと言うより　　そう大食いの選手権みたい　
チャイムの音？

はるかさんがしまったって顔　はるかさんの家族お姉さんまでいる　後青木さんだったかな？
「みゆ　奥に」るいが私の側に　了解
厨房に扉を閉める

「はるか一人でずるいわよ　何？バイキング？」歓迎会だよってくまが　
「おはようございます　サクの歓迎会を兼ねて皆で食事会です」僕を見ながら　また隠したわねって　知らないふり
「皆さんもどうぞ」に図々しくご免なさいって　さらに賑やかになった

サクは嬉しそうだしゆうはミルクプリンに夢中だし大丈夫か

賑やかな話し声　お弁当を仕上げてると
「みゆさん顔見せてくれますか」確か雪乃さん　どうしよう　
「どうしましたか？」るいの声　直接お話したくてにるいがカウンターから
「みゆ？」ってカウンターの扉を少し開けて　おはようございますって言うと
「今日は大勢で押し掛けてご免なさい　あのケーキはオリジナル？」鳥のミルクの事かな
「あれは絶品だった　甘いのにいくらでも食べれるぐらい軽くて　チョコの苦味が全体を上手く纏めあげてた」嬉しい　苦労したから
「何？二人して」はるかさんが側に　皆の笑顔が私のご褒美　良かった　毎回試行錯誤　楽しくてワクワクする　綺麗に出来たら小さなガッツポーズ　
「みゆさん　お願いが