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好きと愛してるの間
第10章 それぞれの思惑 想い 念い
「ありがとうございます」私に頭を下げて しゅうせいさんが全部あげないぞって 仲良しな二人

「衣装に着替えて 俺のソロパートなんだ今回だけの特別な楽曲 少しテイストも変えて ワクワクしてきた」私はワクワクよりソワソワ 逃げ出したくなるのに逃げ場なし 今さらなんでって事ばかり考えてる
「逃がさないから」あぁやっぱり 綺麗で格好いいしゅうせいさんが悪魔に見える


「着きましたよ」ヤバイ思ったより会場の規模が大きい 裏口から入るとスタッフが慌ただしく動いてる
「あの」断るとか無理だから 諦めてじゃないと台無しだよ しゅうせいさんの言葉が最早脅し
夜ご飯気楽に考えてたけど帰れる気がしない 出番なんてほんの少しでサクッて終わるなんて私バカだ 
皆が真剣なステージ 熱量が半端ない
「やっぱり」躊躇う私をこっちって小さな部屋に押し込まれる
「バンドのメンバーにも内緒なんだ 俺だけのソロだと思ってる 後で迎えに来るから 先生宜しく」はぁいわかったわ 誰?
「まぁ綺麗で可愛いわね 宜しくね」優しげだけど男性 ボイストレーナーって言われても

一時間みっちり声だし ピアノの練習にギター
「遅くなったけどお昼にしましょう」の言葉にグッタリ もうこれだけでお腹いっぱいな感じ

「みゆ プロじゃないのよね?会社員なんか辞めてうちに来ない?ゾクゾクするほど甘い声 ピアノもギターも完璧 私一目惚れかも」無理!逃げ腰な私のひきつり笑いに 気に入っちゃったなんて絶対無理!
「電話して来ます」逃げるように奥に るいに説明したらまた呆れられそう

直接話す勇気もなく箇条書きで坦々と説明 仕事かな?もう二度と安請け合いはしないって締めくくる 小さくため息 
「着替えるわよ」あの声はキラさんだ 相変わらずモデルみたい サプライズに参加したくてって
「それと服を宣伝してくれたお礼よ なんでもするわ」希望は聞いてるから大丈夫よなんて私が大丈夫じゃないから
仕方ない 皆の真剣に答えなきゃ 

しゅうなんか霞むぐらい格好良くしてあげるから まな板の上の鯉 拒否権無し
ボイストレーナーの先生が後でねって部屋から出ていく 軽快な音楽 愉しそうな鼻歌
「こんな感じだから一時期悩んだのよ 身体は男 だけど内面は女性 好きになるのも男性だしね ガリガリに痩せて拒食症になって死ぬんだなんて考えたことも」     

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