この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater16.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
花咲く夜に
第7章 離脱
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
―――――――――――
翌朝。。
めぐるは何時も通りに起床し、
牛舎にて掃除・餌やりをしている。
心配していたが、
貴斗も普段通りに出てきてよく動いていた。。
牛たちは元気良くモリモリと餌を食べて糞を出す。
早朝のすっきりとした澱みない空気が、
牛舎も村も辺りを包んでいた。
昭恵も、
朝食時には貴斗を窺っている様子を見せたが、元気そうでめぐるは一先ず安堵した。
『――――――ふーん。
久しぶりにTELしてきたと思ったらやっぱアイツの話か』
スマホ越しに拓海の拗ねたような声が響く。
めぐるは昼休憩時間、
自室にて拓海にTELをした。
『………ごめん。仕事中だよね』
『いや、大丈夫だってば』
『………ねぇ拓海。
あんたなら、辛い時とかショックな時どうされたら嬉しい?』
『どうって………
そりゃそっと傍に居てほしいかな?
フツーにでいんじゃねぇの』
ケッと唾を吐くようにするが、
何処か愉しげに声は弾んでいる。
――気のせいかしら?
『――――あ。
そうだ』
『何よ?』
『傍に居てくれたら嬉しいけどさ。
何もしてくれなくても、めぐるへの気持ちは変わんないぞ絶対』
『――?
何よ、貴斗のことなのに自分の出来事みたいね……?』
翌朝。。
めぐるは何時も通りに起床し、
牛舎にて掃除・餌やりをしている。
心配していたが、
貴斗も普段通りに出てきてよく動いていた。。
牛たちは元気良くモリモリと餌を食べて糞を出す。
早朝のすっきりとした澱みない空気が、
牛舎も村も辺りを包んでいた。
昭恵も、
朝食時には貴斗を窺っている様子を見せたが、元気そうでめぐるは一先ず安堵した。
『――――――ふーん。
久しぶりにTELしてきたと思ったらやっぱアイツの話か』
スマホ越しに拓海の拗ねたような声が響く。
めぐるは昼休憩時間、
自室にて拓海にTELをした。
『………ごめん。仕事中だよね』
『いや、大丈夫だってば』
『………ねぇ拓海。
あんたなら、辛い時とかショックな時どうされたら嬉しい?』
『どうって………
そりゃそっと傍に居てほしいかな?
フツーにでいんじゃねぇの』
ケッと唾を吐くようにするが、
何処か愉しげに声は弾んでいる。
――気のせいかしら?
『――――あ。
そうだ』
『何よ?』
『傍に居てくれたら嬉しいけどさ。
何もしてくれなくても、めぐるへの気持ちは変わんないぞ絶対』
『――?
何よ、貴斗のことなのに自分の出来事みたいね……?』
![](/image/skin/separater16.gif)
![](/image/skin/separater16.gif)