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怪しい薬の研究所
第2章 女子高生が温泉で……
 朋香は狐につままれたような表情で呟いた。

「え……。さっきの全部……夢?!」

 だが、すぐに朋香は気づいた。

 お腹に残る熱い感触に。

「やっぱり、夢じゃないよね。でも、それじゃ……雪彦君はどこに行っちゃったんだろ」

 気を失う直前のことを思い出し、途端に耳まで真っ赤になる朋香。

 三浦と三度も性交し、たっぷりと三浦の樹液をお腹に流し込まれたあと、繋がりあったまま余韻を楽しんでキスしていたとき、宮元らスタッフに見られていたことに気づいたのだった―――。

 それらのことをありありと朋香は思い出す。

 消え入りたいほど恥ずかしい思いの朋香だったが、それよりも何よりも、朋香の心に引っかかっていることがあった。

 それは三浦のことだ。

 ああいうことをされたにも関わらず、どういうわけか、朋香は三浦に対して悪い印象を、今では全く感じていなかった。

 それどころか―――。




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