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怪しい薬の研究所
第3章 莉央菜と宮元の夜
「友矢君って、意外と『俺についてこい』みたいなタイプなのね。普段あんなに、私に対して敬語を使ったり、恐縮したり、びくびくしたりしてるくせに……実はこんなに、たくましくて堂々としてるなんて……。お酒をいっぱい飲んだときですら、こんなことなかったじゃない。セックスのときだけ、人が変わるタイプ?」

 宮元は苦笑すると、若干焦ったような様子で答える。

「そ、そりゃ、普段はしょうがないでしょうが。俺の方が少しだけ早く生まれてるはずだけど、それでも、研究所での立場ってものがあるから。普段は、莉央菜にこき使われてる分、こういうときくらいはリードさせてよ」

「あ、もう~、なんて人聞きの悪い! 私がいつ、友矢君をこき使った? そのセリフ、鈴木や田中が言うなら、何も言い返せないけど」

 面白そうに笑う莉央菜。

 依然として、両腕と両脚でしっかりと宮元の身体に抱きつき、ぴったりと密着したまま。

 莉央菜の果肉に挟まれているシンボルが、知らず知らずのうちに、再び息を吹き返していた。

 一緒に笑いながら宮元が言う。




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