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怪しい薬の研究所
第3章 莉央菜と宮元の夜
「そんなに焦らなくても、すぐまた3回戦が始まるんだから。さてと……」

 莉央菜は突然ベッドから降りると、ティッシュを数枚取ってきて、白濁した子種を垂らしている秘所を拭った。



 そして、戸棚から香水の小さな瓶のようなモノを取り出し、ティッシュと一緒に、宮元のもとへ持っていく。

 その瓶は、容器部分はピンク色で、蓋の部分のみ金色だった。

「友矢君も、よかったらこのティッシュで拭いてね。もっとも、すぐにこれからまた始めるから、このままでもいいし」

 ティッシュよりも、莉央菜の右手に握られている小瓶の方が気になったようで、宮元が尋ねる。

「お気遣いありがとうございます。私はこのままで構いません。ですが……莉央菜所長が右手に持ってらっしゃる瓶の方が気になります。香水ですか、それ」

 今は性行為の最中ではないためか、宮元の口調は普段通りに戻っている。

 莉央菜は相変わらず、頬を緩めたまま答えた。




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