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怪しい薬の研究所
第3章 莉央菜と宮元の夜
「ま、まさか……莉央菜所長……。それを私に飲ませるんじゃ?」
「その、まさかよ」
ベッドで宮元と向かい合いながら、にっこり笑う莉央菜。
宮元は心配そうに再び尋ねた。
「試作品ってことは……現段階では、所長はまだその薬品の実験を、動物でしか試していないんでしょ? つまり……私が、その薬品を服用する、被験者第一号ってことでは……?」
ここで、莉央菜の笑顔は、少し苦笑のような感じに変化する。
宮元から気まずそうに目をそらして、答える莉央菜。
「ま、まぁ、動物実験では、何の問題もなかったから……きっと、大丈夫!」
「嫌ですよ~、そんなの! ちゃんと実験が済んでからにしてください! 被験者第一号はいつも通り、佐藤あたりでいいじゃないですか!」
口を尖らせて、断固拒絶する宮元。
しかし、莉央菜にも簡単に折れる様子は見受けられなかった。
「その、まさかよ」
ベッドで宮元と向かい合いながら、にっこり笑う莉央菜。
宮元は心配そうに再び尋ねた。
「試作品ってことは……現段階では、所長はまだその薬品の実験を、動物でしか試していないんでしょ? つまり……私が、その薬品を服用する、被験者第一号ってことでは……?」
ここで、莉央菜の笑顔は、少し苦笑のような感じに変化する。
宮元から気まずそうに目をそらして、答える莉央菜。
「ま、まぁ、動物実験では、何の問題もなかったから……きっと、大丈夫!」
「嫌ですよ~、そんなの! ちゃんと実験が済んでからにしてください! 被験者第一号はいつも通り、佐藤あたりでいいじゃないですか!」
口を尖らせて、断固拒絶する宮元。
しかし、莉央菜にも簡単に折れる様子は見受けられなかった。