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怪しい薬の研究所
第3章 莉央菜と宮元の夜
「絶対に大丈夫だから! 私が保証する! それに……もし、宮元君が拒絶するなら……3回戦はナシってことで、ここで終了よ」

「残念ですが、それならナシってことで、仕方ないですよ。そんなの、飲みたくありませんからね」

 すると、莉央菜がうつむき加減になり、表情を曇らせて言う。

「どうしてもダメかな? この実験は、言うまでもなく男性しか被験者になってもらえない上に、お薬の使用前と使用後のデータがなければ、効果が分からないの。お薬を使わずに勃起したときの硬さを知らないことには、意味がないでしょ。そういうわけで、さっきの2回、お薬ナシでセックスして、宮元君のオ〇ンチンの硬さをオ〇ンコでしっかり確かめたのよ。そして、これからお薬アリでセックスしてみて、硬さが上がってるかどうかを確かめようという、そういう予定だったの。もし、宮元君が拒否するのなら、佐藤と実験のために2回もセックスしないといけなくなるわ。ねぇ、友矢君、お願い! 私……友矢君とセックスしたい! 佐藤としたくない!」

 涙ぐみながら懇願する莉央菜。

 最後の方では、呼び方を再び「友矢君」に変えてまで、宮元の心を揺さぶりにかかった。

 それでも、すぐには「うん」と言えない宮元。




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