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怪しい薬の研究所
第3章 莉央菜と宮元の夜
「うーん、私だってもちろん、莉央菜所長とまたセックスしたいですよ。でも、そんな怪しげな薬を飲まないといけないとなると……。モロに、人体実験じゃないですか……」

 宮元の態度が、すでに「拒絶」ではなく「躊躇」に変化していることに気づいた莉央菜は、さらに畳み掛ける。

 大粒の涙をポロリとこぼして、肩を震わせながら莉央菜が言った。

「一生のお願い! もし、オッケーしてくれるのなら、1週間だけ友矢君と恋人関係になってもいいし、その間は毎晩心ゆくまで私を抱いてくれていいから。それに、動物実験の結果は『何の問題もなし』って感じだったし……身体に悪い成分も一切含まれていないから。この瓶の、ラベルを見てみて。成分表があるから」

 泣きながら、ピンク色の小瓶を宮元に手渡す莉央菜。



 宮元は受け取るとすぐ、ラベルを確認して呟いた。




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