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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
 モニター室では、宮元が焦った様子で莉央菜に声をかけていた。

「あ……やばいですよ! 今回こそ、本当に、オナって終わりになりそうな気が!」

 危機感を感じていたのは莉央菜も同じらしく、白衣のポケットから青いリモコンを取り出して言った。

「あの場でエッチしなかったってのは、まずい兆候ね。あの装置の出番だわ!」

 言うが早いか、莉央菜はリモコンのボタンを押していた。



 モニターを見つめる宮元だったが、何ら変化を発見できず、不安そうに莉央菜に尋ねる。

「あれ? 何も起きませんよ?! 故障しちゃいましたか?」

 だが、莉央菜は冷静な様子で答えた。

「あの装置はね、起動させても音が出ないし、効果も見た目には分かりにくいのよ」

「そろそろ、その効果を教えてくださいよ。もったいぶらずに」

 宮元が詰め寄ると、莉央菜が苦笑して言った。




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