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怪しい薬の研究所
第4章 高校生の友人同士が……
 桜子は決心がついた様子で、後ろの徹を振り返りながら答える。

「い、いいけど……でも……私、初めてで、やり方とか全然……」

「は、初めてなのか?! そ、それは……何というか……。ホントに、いいのか?」

 つい今の今までの懇願は何だったのか、と思わせるほどに、突然今度はしどろもどろになって徹が聞き返す。

 桜子は言いづらそうに、しかしはっきりと答えた。

「うん……。徹がいい人だってことは、私もよく知ってるし……相手が徹なら私……平気というか……大丈夫だから。でもね……さっきも言ったみたいに、私……全くの初めてだから、よく分からなくて。彼氏ができたこともなくて、ホントに一度も……したことがないの」

「やり方は俺が知ってるから、俺に任せてくれればいい! 桜子がいいって言うのなら、させてもらうよ。ごめん……そして、ありがとう……」

 桜子の言葉の前半部分に感激した様子で、徹は言った。

 そして、無言で上半身のシャツも脱ぎ始める。

 桜子もまた、黙って上着を脱いだ。



 上着と下着だけでなく、靴や靴下まで脱ぎ去る二人。



 あっという間に、二人は生まれたままの姿になり、ドアのすぐそばでかがみ込んでいた。




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