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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
 がちゃがちゃ。

 ドアノブがいたずらに回転するばかりで、ドアは開かなかった。

「え? 壊れたのか?!」

 焦る太一だったが、まるで外側から鍵を閉められたかのごとく、ドアはびくとも動かない。

 それもそのはず、仲の二人は知る由もなかったが、本当に外から鍵を閉められていたのだから。



「開かないの? じゃ、じゃあ、電話しよっか」

 太一と同じく、もじもじし始めていた凜だったが、太一よりは冷静だった。

 受話器を取ると、内線の0を押す凜。

 しかし―――。




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