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怪しい薬の研究所
第1章 大学生の友人同士が……
 既に凜の花芯は花蜜を滲み出させてしまっている。

 もちろん、凜本人もそれに気づいていた。



 匂いで太一にバレてしまうと大変なので、必死にこらえようとするが、意志の力でどうこうできるものでもないのは凜本人にも明白だ。

 それでも、どうにか耐えようとする凜。

 脚をもじもじさせながら。



 苦悶の表情を必死に押し隠す凜の額には、大粒の汗が光っていた。

 エアコンの効いた室内でありながら。




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