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光 “I can see your halo.”
第2章 元カレと体調不良
起き上がる活力が…とか言っていたけれど、勢い良く起き上がった。
急いでドアを開けると、携帯を耳に当てた滝本さんが立っていた。

「お前、電気もつけずに…何してんだよ?」

呆れた様に呟かれて、振り返って室内を見ると、ほぼ真っ暗な状態だった。
帰って来た時はまだ外も明るかったから…
気が付けば、外もすっかり日は沈んでいる。

「すみません…。ねっ、寝て、ました…」

「着替えもせずに?」

「…はぃ。あまり…記憶が、なく、て…」

「そんなに体調悪いのか?」

「あっ、いえ。それは…大丈夫です。あの…すみません。心配かけてしまって…」

部屋の電気をつけて、腕時計を見た。

「今まで…仕事だったんですか?」

今はもう20時半を過ぎていた。
驚いて顔を上げると、滝本さんと目が合った。
その瞬間、驚いた顔をしたと思ったら、次は眉間にシワを寄せて、怒った様な顔をした。

「お前…何があった?正直に言えって。」

「えっ…」

「休憩中、泣いてただろ。今も、泣いてはないけど、あの日と同じ顔してる。」

「あの日…?」

「俺が謝った日。スペインバルに行った日だよ。」

あっ、元カレと別れて、三日酔いだった日…?
私が滝本さんの前で泣いた日…だ……
と、いうか、やっぱり休憩中の…バレていたんだ。

「…また何かあったのか?」

言葉が震えそうだから、首を横に振って否定する。

「また泣くの我慢してんだろ?」

もう一度首を横に振って否定する。
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