この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遅咲きのタンポポ
第12章 告白
走りながら、武井さんが口を開く。

「沙織ちゃん、車、好き?」

「…正直、よく分からないです。特に興味がないというか…荷物が多い時とか、あったら便利だな~ぐらいには思いますけど。私免許も持ってないし、特に必要性感じないので。」

「…じゃ、質問変えるね。車持ってない男ってどう思う?」

「別に…車必要としないんだろうなぁ、ぐらいですけど?あ、でも男の人なら免許は持ってて欲しいかな。自分が運転出来ないのもあるんですけど、いざという時に、レンタカーでも何でも、乗ることすらできない、っていうのは不便かな、とは思います。でも、普段使わないなら別に持ってなくても問題ないと思いますよ。税金とか、維持費もかかるものだし。それ以外何があるんですか?」

「…じゃ、男が軽自動車に乗ってるのはどう思う?」

「?別に、いいんじゃないですか?車って、移動手段ですし。その人の生活スタイルに即してるならそれで…」

なんでこんな質問されるんだろう?と頭が疑問符でいっぱいになる。

武井さんは更に続けた。

「じゃ、俺が次の車は軽にしようかと思ってる、 って言ったら、彼女としてどう思う?」

「別に…武井さんがいいならそれでいいんじゃないですか?私が買うわけじゃないし、私は乗せてもらう立場なので口を出す権利はないと思いますけど?」

武井さんは運転しながらだから、ずっと前を見ていたけど、信号が黄色から赤に変わり、すーっと減速して停まる。

/113ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ