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夜は、毎晩やってくる。
第9章 届けて欲しいの 後編
「ひぃええー! お助けぇーっ!」
爺やが両手を上げて一目散に戸外へと走り去る。
「都、あんしないが(大丈夫か)?」
と、ソファで腰を抜かしている私に手を指し伸べる照男。
「ちょっ……ちょっと、なんなのよ、これぇっ!?」
「ダハハハハ! 驚ぇちょがや! 受け取り人が荷っこさ受けどったあど、スペシャルサービスさ自ら頼むっと、こっちさ連絡入るシステムになっちょるとがや! したら、こうしてドッキリば仕掛けっとたい」
「なっ……」
なんつー……なんつうサービスか。
やり過ぎでしょうが。やっていい事と悪いことが……。
と、思ったけれど、あたしだって、このサービスを頼んで何をするつもりだったのだろう。やっていい事と悪い事があると言う資格はない。
「ダハハ! めんごいカッコだのう、都!」
照男の馬鹿笑いで、自分が半裸であることを思い出し、咄嗟に胸を庇う。
「隠さんでええって! 久しぶりじゃけぇ、いっがなポンコち、お見舞いっしゃるる!」
そう言って、照男がズボンを降ろすと、むくりと巨大なアレが眼前にそそり立った。