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秘密の二段ベッド
第4章 うえ と した
しばらくして、シュシュシュ、とティッシュを引き抜く音がした。下でゴソゴソと動く気配がする。
わたしも枕元のティッシュに手を伸ばした。

二回したからか興奮しすぎたのか丸めたティッシュは大きな玉になった。さすがに、ゴミ箱に捨てたらお母さんにばれちゃうかも……と思っていたら、お兄ちゃんが下から「あやね」と呼んだ。

返事をするのが恥ずかしくて黙っていると、
「……ティッシュ、ここに捨てな」
とベッドのふちにガサっと袋が押し当てられた。

コンビニ袋かな。
もう先にお兄ちゃんのが入ってるみたいで、かすかにツンとした匂いがした。
お兄ちゃんに渡すのは恥ずかしかったけど、お母さんにばれても困るし、それにお兄ちゃんの声がなんだかすごく優しく聞こえて、わたしは言われたとおりに自分のを拭いたティッシュを袋にぽとりと落とした。

ガサガサと袋の口を縛る音がして、
「捨てとくから」
と小さく声が聞こえた。

「あ、ありがとう……」
そう返すと、お兄ちゃんがタオルケットをかぶってドサッと寝転ぶ音がした。

「……おやすみ」
お兄ちゃんが言う。
「おやすみなさい……」
わたしも小さく返して、目を閉じた。

ドキドキしすぎて眠れない気がしたけど、二回イッた体はすんなりと眠りに落ちた。

夢みたい。だけどわたしは確かにお兄ちゃんを呼んでイッたし、お兄ちゃんもわたしの名前を呼んでイッたんだ。
次の日お母さんがパートに出る時間までわたしは眠りこけていた。
起きると体が軽くなりすぎてフラフラして、なんだか笑ってしまった。
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