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動物王国
第1章 直子
「…えっ!?…」

真っ暗な部屋で直子は目覚めた。

微睡みながら枕元の時計を見ると夜明けまでは程遠い。

「…あっ!…」

直子は不意に股間の濡れに気付き布団を剥いだ。

「…あぁぁ…凄い…」

そこには失禁したぐらいに直子のお○んこから溢れ出た大量の淫汁がシーツに水溜まりを作っている。

「…あぁぁ…今日の…夢…凄い夢だったぁ…」

夢から覚めた後も身体の芯にジンワリとアクメの余韻が残っている感じがする。

「…今日の夢…何か違ってた…」

潮噴き、中出し、中逝き、ア○ルセックス。

今までの夢では無かった。

潮噴きなんかされなかった。

10数人に輪姦された夢も全員が膣外射精だった。

逝かされる時はクリ逝きだった。

ア○ルを攻められる事など皆無だった。

直子の見る夢は直子が望んでいる事が反映されるが直子の経験を越える事はない。

だが、今夜の夢の中で起こった事は、どれも現実世界では無かった事だ。

今までの男は直子の下腹部に射精した。

拓哉はセックスの最中にコンドームを装着する。

直子の記憶の中で中出しされた事は一度も無かった。

夢の中の中出しの感触が鮮明に残っている。

「…でも…あの感じ…何処かで…」

直子の身体が覚えている。

子宮を直撃し膣の中に拡がっていく精子の感触。

「…潮噴きも…中逝きも…ア○ルも…何処かで経験した事が…ある…」

思い出せない。

でも、何処かで、確かに経験した事がある。

直子の身体が覚えている。

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