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ケン兄とボク。
第2章 二日目。
「じゃあやろう。大丈夫だって。ちゃんと洗ってるし」
「そういう問題じゃ」
「そういう問題だよ。ほら。俺だって我慢出来ないんだから早く」

 すっとタオルが取られ、ケン兄が足を広げると、チンチンが目の前に飛び出して来た。

 昨日も見たけど、おっきくなっているケン兄のチンチンは、やっぱりボクのものとは全然違う。ボクのは、ケン兄曰わく可愛いゾウさんだって。でも、ケン兄のは首を長くしたカメみたいな見た目だ。

「……まじまじと見るなって。意外と恥ずかしいんだから」
「ケン兄でも恥ずかしい事あるんだ?」
「うっせ」

 うっ……なんとなくケン兄が可愛く思えてしまった。

「これ、ボクの事考えてこんなにおっきくなったんだよね……」

 そう思うと、あんなに嫌だと思っていたのに、ケン兄のチンチンが何故か凄く、なんというか、なんでもしてあげたくなってきた。

「えっと……口でするんだよね?」
「あ、あぁ。まずは優しく、キスするみたいにな」
「うん……わかった」

 ごくり。と息をのんだあと、ボクは恐る恐るケン兄のチンチンに顔を近付けていく。

「…………っ」

 まずはそっと手で触れたみた。ピクンッと動いて、ボクは思わず両手で包み込むように触る。それでもまだ先の部分が手からはみ出してくるし、まるで別の生き物みたいに、熱い。

「……」

 一瞬、本当にこんな事していいのかなっていう気持ちが湧いたけど、五センチ鼻の先にケン兄のチンチンがあって、心臓が痛いほどドキドキしていて、そんな考えはすぐに消えてしまった。

「……ん」

 ケン兄のチンチンの一番先っぽに、触れるか触れないかのキスをする。

 ケン兄の身体が一瞬強張ったのが分かった。

「……ゆうた……っ」
「…………」

 答えずに、ちょっと思い付いた事を試してみる。

「……ひっ!?」

 いきなりかぷっと、噛まないように先っぽを口に入れて、舌の先で舐めてみた。

「まっ……ゆうたっ!?」
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