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ケン兄とボク。
第2章 二日目。
「にしてもゆうた。お湯の中じゃ全然気持ち良くないんじゃないか?」
「…………ぅぅ」
「水の抵抗があるからな」
ボクがこくん、と頷くと「ほら見ろ」とばかりにケン兄が言う。水のていこーってなにさ。たしかに思ったより気持ち良くなかったけどさ。
ぶつぶつとボクが言っていると、ケン兄は肩をすくめてから身体を洗い出した。ケン兄は最初に頭を洗うみたいで、お湯をかぶったあとシャンプーボトルに手を伸ばす。
「……ねぇケン兄」
「んー?」
「えと……どう、やったら……気持ち良くなれるの?」
「ぷっ」
「??」
「あはははは! ゆうた、お前本当に可愛いな!」
「む。ごまかさないでよ」
せっかく恥ずかしいの我慢して聞いたのに。
「そうだなぁ……ちょっと待ってろ」
「え……うん」
†
「ねぇケン兄。ホントにやらないとダメなの?」
ボクはやっぱり間違っていたらしい。ケン兄にこんな事訊いたらこうなるって分かってたはずなのに!
「じゃんけんで負けたのはどっちだよ。後でちゃんと同じ事やってやるから」
「でも……」
目の前には風呂釜の縁に座って、こちらを向いているケン兄がいて、ちょうど膝の辺りにボクの視線が来るんたけど、腰にタオルを掛けていて、ある一点が盛り上がっている。……たぶん、昨日触ったケン兄のチンチンが大きくなっているんだろう。
「でも、その、昨日みたいな事を、口でやるなんて……」
そう、ボクはピンチなのだ。
身体を洗い終わったケン兄に、フェラチオっていうのをやろうって言われて、詳しく聞いたら互いに口でチンチンを気持ち良くするんだって。
「む、むり……」
だって口だよ!?
チンチンっておしっこする所だよ? 汚いじゃん!
「じゃあゆうた、我慢出来るのかそれ? 一人で」
「それは……」