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人妻淫ら調教
第14章 蕩(とろ)ける
 五郎の顔にどす黒い笑いが広がっていた。


(ヤッパリか、なんかあるとは思てたが、だいぶ痛い目にあってるな。自分からしゃべったんやから、その内、全部シャベリよるぞ。クククッ、コイツはホンマに彫りだしモンやわ。ふふふ。)


「ふ、復讐って、そんな、そこまでは、、けど、ホンマに復讐してくれるん?出来たら、嬉しいんやけど。けど、その前に私は、アンタに復讐したいわ。」


(アホッ、こんなやつ信用したら、いけんわよ。でも、あいつらに復讐出来るんやったら、、、いけん、いけん、コイツの思う壷やわ。)


 五郎の復讐という言葉に甘い誘惑の匂いを、玲奈は感じていた。
 同時に、自分自身への五郎の淫らな責めも耐えられる気がしていた。


「ふふ、俺に復讐なぁ。それより、お前をこんな風な女にした奴等にお返しをするのが、先やと思うがな。マゾの変態にした奴等にな。お前が望めばできるで。その代わり、お前は完全に俺のモンになるんや。他の男にも抱かせるがな。嫌なら、エエんやで?」


(どうやろかな?すぐにOKはせんやろけど、たぶん変わりよるぞ、この女。まっ、しかし、PTSDか。原因を取り除いても、エエように行くとは思われへんけどな。)


 玲奈を試すように言いながら、五郎の中にある確信が生まれ始めていた。


「あの、その答えは、すぐじゃなくても大丈夫なんかな?あたし、すぐには、暫く考えさせてくれへんかなぁ?それに、ホンマに復讐してくれるんやったら、アタシ、どんな嫌なことでもします。けど、不安やし。」


(いけんよ、騙されたら、それに、アイツラの正体も知らんやろうし。けど、アイツラに復讐出来たら、いけんよ、騙されたら。)


 五郎の言葉を実現不可能な事だと思いながら、僅かに期待している自分自身に驚き、打ち消そうとしていた。


「ほう、どんなことでもなぁ。ほんなら、してもらおうか。その話しは後で考えてやるわ。どうやるかは、俺に任せてもらうで。」


 五郎が言い終わると同時に、玲奈の耳に空気を切り裂くヒュッと言う音が聞こえた。


「なに?なんの音?それ、鞭!そんな、ヤッパリ、アンタもアイツラと一緒よ!


 ヒュッ、ヒュッと二三度乗馬鞭が振られ、玲奈の目に男の顔がニヤリとしたように見えた。
 次の瞬間、右の乳房に激しい痛みが走った。
 続けざまに左の乳房にも激しい痛みが走った。
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