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人妻淫ら調教
第18章 惑う
 彼女が声を出そうとした瞬間、五郎の声が聞こえた。


「モウチョイかかるかも知れんな。助任商事に行くんが?かんまん(かまわない)かな?」


 突然の事にビックリしたが、


「あの?遅れる?構わないけど、なんでなの?」


 玲奈の頭に悪い予感がしたが、口には出さなかった。


「うん、引っ越しの話をしたやろ?あそこを少し見とこうかと思ってな。たぶん中には入れんと思うがな。ちょっとでも入れたら、中を確めたくてな。」


「確かめるって、一週間後とか言うてたんと違うん?どうせ、アンタのやろうとしてることなんて、淫らしい事に決まってるんやし。助任商事の社長さん、アンタの後輩でも怒るんと違うん?」


(いややわ、この人の事を心配してるん?まさか、期待してるん?どっちにしても、ウチには地獄やど思うけど、、、。)


 軽く心配してる口調で彼女が聞くと、思いがけない答えが返ってきた。


「ふふ、三木田なら心配ないわ。まあ、実を言うと、シャワーが浴びられたらエエなあってな。それに、出来たら今週中に映りたいんや。それでな。」


 男の唇がニヤリと笑ったのが見え、玲奈の背筋がゾクッとした。


「シャワーって、あの、、、。」


 言いかけて、玲奈はシャワーだけで済むはずがないと思い、次の言葉が出なかった。


「うん?シャワーかい?まっ、時間があればな。まっ、お前に見てもらいたいんでな。クククッ。」


(見るって、ウチが何を見るの?まさか、そこでも?そんな、、、。)


 玲奈の中で悪い予感が広がって、頭の中の大部分を占め始めた。


「ウチに何を見せるつもりなの?アンマリ知りたくないような気がするわ。どうせ、アンタの淫らしいことやろし。」


 少し怒りを込めたように、女の唇が尖っていた。
 そんな彼女を可愛いなと五郎は思いながら、面白がるような表情で、


「そうや、お前を淫らしいに奴隷として調教するもんが揃ってるんや。それだけやないがな。クククッ。どれだけ叫んでも外には漏れへんからな。ふふ。」


「そんな、ヤッパリやない。聞かんほうが良かったわ。けど、シャワーの事は嬉しい。けど、どこにあるの?」


 少し非難するように言いながら、彼女の心の中に微妙に熱い物が溢れた。


「場所かいな?もう少しやけどな。まあ、もう少しやわ。ほら、見えて来たぞ。」
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