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第9章 恥辱訪問

　人妻の哀願する言葉と甘い喘ぎが唇から、同時にこぼれた。


「ふふふ、好きやろ、玲奈。お前は人に見られるんがな。お得意さんもお前を見たら喜ぶで。ふふふ、行くで牝犬！」


　最後は命令するように、五郎が強い口調で言いながら玲奈の右手を掴み（つかみ）スカートの上からローターを握らせた。


「やっ、こん、な、、ぃい、、んぁ、、恥ずかし、い、、」


　拒絶するかと五郎が見ていると、女の手がローターをずれないように調整するように動いていた。


「あらら、ずれんようにローターを手で動かしてるやんか。ホンマに、お前はドスケベな牝犬やな、玲奈。」


「違、う、、牝犬、じゃ、、ないぃ、、いやぁ、、許し、てぇ、、、んん、、」


（だめ、手を、放すんよ、、コイツの、、思い通り、、なんか、いや、、）


　唇を噛み、快感に必死に抵抗するように、人妻は目を閉じローターから手を放した。


「ふふ、良く放せたな、玲奈。ご褒美に止めてやるよ。ふふふ。」


　快感に耐える人妻の耳元にイタブルように言うと、リモコンのスイッチを切った。


「あぁ、、ケダモノ、、変、態、、」


　男に悪態をつきながら、ローターが止まり急速に引いていく快感に人妻は再び、物足りなさを覚えていた。
　そんな玲奈の様子を冷たい目で、五郎は見ていた。


「そうや、ケダモノで変態や。けど、旦那とのセックスでイケんで、その後オナニーしてるお前も変態や！嘘は、あかんで、玲奈。」


「そんな、違い、ます。あなたの、勝手な思い込みです。」


「ふふ、そうかな？それは、お前の身体が教えてくれてるわ。頭は嘘をついても、身体は正直やからな。クククッ。」


「あっ、いやっ、やめ、てっ、、、」


　男の右手が玲奈の膝からスカートの中に侵入し、パンストの上から手を入れローターの下に指先を潜り込ませ、人妻の熱く潤ったクレバスに指先が軽く差し込まれた。
　悔しさと羞恥から、玲奈は唇を噛み屈辱に耐えていた。
　男の指先が中を探るように微妙に動くたび、彼女は声を殺すため唇を手で押さえた。
　女の身体から指先を抜き取り、


「淫らしい女や、こんなに濡らしてから、ホンマにドスケベな牝犬や。まっ、お得意さんは好きかも知れへんなあ。クククッ。」


「そ、そんな、お得意様って、まさか、、！」


　玲奈の中に新たな恐怖が生まれた。