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他人の妻、親友の夫
第7章 献身的な虐戯
手首を縛ったあと、赤い麻縄は彼女の身体のあちらこちらを這うように巻かれる。
胸を通り腹を通り、腰、太ももに絡みついた。
そして小包のような、惨めな姿にさせられてしまう。

「似合ってるな……」

彼は満足げに微笑んで頷いた。

「嫌ぁ……ほどいて……」

動かないように束縛されているのは手首だけで、脚の自由はある。
しかしもがくと縄が肌に食い込んだ。

「海晴さんにも視てもらうか?」
「そ、それだけはっ……赦して……お願いっ……」

海晴も理依もまだこちらの部屋にやって来ていなかった。
それだけが救いであったが、逆に不安も過る。

『もしかしてあの二人は、また向こうの部屋で求めあってるんじゃ……』

嫉妬と不安が胸に迫る。

「動くと縄が締まるからね……じっと堪えるんだ……」

おためごかしなことを言うと、秋彦は鞄から電動式のディルドを取り出した。

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