この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
他人の妻、親友の夫
第9章 浮気の境界線
逃げようにも隣に座る海晴は近すぎた。
肩を抱き締めた海晴は無理矢理理依の唇を奪う。
「んーっ!! んんっ!!」
キスは、はじめてだった。あそこまで激しいことをしておきながら、それだけはお互いに歯止めをかけていた。
圧したり叩いたりと抵抗するが、海晴にとってはじゃれつかれてるのと大差はない。
柔らかな頬を両手で挟み、開かない唇を舐め回した。
下手に動いてしまってはカメラの視野から消えてしまうので、その点だけは注意を払う。
これは秋彦への復讐、いや八つ当たりだった。
たとえ子宝は与えてやれなくても、志歩を肉体的に満足させているつもりだった。
それだけが海晴の支えだった。
しかし志歩は秋彦に責められ、自分には見せたことない顔を晒した。
貪欲なまでに快楽を貪り、精神が冒される寸前の顔。
あのとき、海晴の最後の男としてのプライドは引き裂かれた。
肩を抱き締めた海晴は無理矢理理依の唇を奪う。
「んーっ!! んんっ!!」
キスは、はじめてだった。あそこまで激しいことをしておきながら、それだけはお互いに歯止めをかけていた。
圧したり叩いたりと抵抗するが、海晴にとってはじゃれつかれてるのと大差はない。
柔らかな頬を両手で挟み、開かない唇を舐め回した。
下手に動いてしまってはカメラの視野から消えてしまうので、その点だけは注意を払う。
これは秋彦への復讐、いや八つ当たりだった。
たとえ子宝は与えてやれなくても、志歩を肉体的に満足させているつもりだった。
それだけが海晴の支えだった。
しかし志歩は秋彦に責められ、自分には見せたことない顔を晒した。
貪欲なまでに快楽を貪り、精神が冒される寸前の顔。
あのとき、海晴の最後の男としてのプライドは引き裂かれた。