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社内恋愛のススメ
第10章 episode 2 ー社外業務ー
布団の中で樹さんと身体を寄せ合っていると、太ももに当たる、硬い感触。

…もしかして、コレ…

「…ねぇ…なんで大っきくなってるの…?」

「知らん。俺に聞くな」

聞くなって言われても。じゃあ誰が解るのよ?

「オトコの下半身は別の生きモノだ。俺の意思じゃない。…でも、体調悪い時とか疲れると勃つことある…」

「別に、シたいわけじゃなく?勃つだけ…」

あの、所謂、朝勃ち、ってやつみたいな?
生理現象ってこと?

「勃つってのは、デきる、状態。ただ普段だと、する相手もいないし、1人で抜く元気もないから辛くても放っとくしかない。でも、今日は…遙がいるから…我慢できる自信がない…理性弱ってるし…」

…って、コトは、つまり?

「ヤりたい。」

オトコのヒトって…こんな時にそんななっちゃうなんて…

「でも、動く体力ないから、遙が上で動いてくれるとすごく嬉しい…風邪、感染ったら俺が看病するから、お願い…」

こんな潤んだ目でお願いされて、断るなんて出来るわけないじゃない…
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