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第11章 episode 3 ープロポーズー

「辻本さんも可愛いよな。スタイルも結構イイし。Eか….Fは言い過ぎか？」

「ヤメロ。セクハラ課長め。」

「ハハ、冗談冗談。で？辻本さんにプロポーズしたいと。付き合ってどのくらい？」

「関係あんのかよ」

「付き合いだしたトコなのか、数年来の関係なのかで全然違ってくるだろ。付き合い長いならもうソロソロ年貢の納め時ってやつだろうし、まだ日が浅いならイキナリ行くと引かれる可能性大だ。」

「まだ1年は経ってない。半年ちょっと…てとこかな。」

「それでもう結婚考えるんだ。そりゃかなりの入れ込み様だな。彼女からのアプローチは？」

「アプローチ？」

「30前のオンナてのは結婚やら仕事やら結講揺れるモンだ。その辺りの年齢層が薄いのもそれが原因だな。仕事に慣れて責任感も出てある程度任せられる、頼れる年代に結婚したり妊娠したりで辞めるコが多い。ま、それに関しちゃ結婚、出産後仕事を続けやすいシステムを構築していくべきなんだろうけど、それがまだ整ってないからな。結婚を仄めかすような言動とかさ。そういうのがあるならまだ受け入れられやすいと思うけど？」

…ナマで中出しさせてくれた、なんて幾ら同期でも言えるもんか。