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初めての温泉旅行
第9章 空の下で
「るみさん、いっぱい撮れたよ。」
「恥ずかしい・・・。」
「ほら。」
そうたろうが撮った写真をるみに見せる。

「わ。」
「俺の観賞用だね。逢えない時のおかずかなぁ。」
笑って、たろうはそう言った。
「ね。たろうさん。」
「ん?」
「ずっと私で欲情してくれる?」
「何、急に。そりゃもちろん。」
「嬉しい。」
「るみさんに、興奮や欲情感じなくなったら男として終わってるよ。
こんなに可愛くて奇麗なのに。」
「・・・たろうさん・・・。」


「ね。そろそろ露天風呂の時間だよ。」
「うん、行きますか。」


貸し切りのお風呂の時間。
1時間ほどだが、ここの露天風呂は屋上にあり見晴らしも良い。
今日は天気もいいので、最高だろう。


ってことで、二人は支度していく。

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