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第1章 無人島へようこそ

数分後、琴音は数人の女性を連れてやってきた。
そう、全員女性だ。どうやら、この島に流された男は僕一人しかいないらしい。

これなんてエロゲですかね…と一人心の中で頭を抱えていると

「凜花！」

突然、美咲が目に涙をためながら叫んだ。

ん？僕は訝しげに思いながら辺りを見渡すと、琴音が連れてきた女性たちの中から一人こちらに向かってきた。

「美咲！」

どうやら、この人が美咲が探してた友人なのかもしれない。
凜花と呼ばれた女性は美咲と抱き合い、互いの生存を喜びあった。

「凜花！あなたもこの島に流れ着いたのね！よかった…もしいなかったらどうしようかと…」

「私もよ美咲。二人揃ってこの島に流れ着くなんて運がいいわね」

「飛行機は墜落しちゃったけどね」

よかった、美咲は冗談を言えるくらいには元気になったようだ。