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第1章 無人島へようこそ

「大丈夫です…ただ記憶が混乱してるみたいで…どうして、私はここに…」

僕は飛行機が墜落したこと、そしてこの島に漂流したことを話した。
話しているうちに段々と記憶が蘇ってきたようだ。

「そう…ですか…漂流したんだ…あまり実感はないですね…」

「ひとまず、他にも漂流している人がいないか探してみましょう。あの…立てますか？」

僕はそう言い、手を出した。
うん、我ながらよくやれてる。

「ありがとうございます。あの…」

「ソウタです。八重蒼汰。蒼汰でいいですよ」

「ありがとうございます蒼汰さん。私は…四十川美咲と申します。」

「では、よろしくお願いします四十川さん」

「ふふっ…美咲でいいですよ…それで、この後はどうしましょう？」

「とりあえず他にも漂流されている人がいないか探してみようと思います」

「そうですね…私、実は友人と旅行に来ていたんです…」

「その…友人は…」

「分かりません…ただ、無事なら早く会いたい…」