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口琴
第13章 お義父様との縄遊び
松岡というこの男は、中條家の専属医師。

医学部を卒業後、大学の附属病院で外科医として勤務していたが、ベテラン医師の医療過誤の罪を、当時新人であった松岡に擦り付けられ、医師免許を剥奪されてしまった。当時、大きくメディアに取り沙汰され、それに目を付けた中條が松岡に興味を持った。医師として確かな腕がありながら医療界から迫害を受け、人間不信に陥り、世の不条理に嫌気がさしていた松岡に専属医の話を持ち掛けた。

松岡の仕事は、中條の身勝手な性の犠牲となった少女達の堕胎手術や、幼い躰に無理を強いる性交から生じる、少女達の躰のリスクのケアなどに当たる。また、媚薬開発など、主に中條の性の快楽の為のサポートをしているのだ。そして中條を満たせない少女を海外の闇組織へと密売する際、臓器が健康であることを証明する医師として診察し、診断書を書く。無論、医師免許は偽造してのこと。

報酬はそこらの開業医などとは比較にならない。松岡は医師としての本分の欠片もない行為に躊躇なく手を染め、金のためだけに生きる男だ。

中條はこの男を信頼し、年の差もない事から対等な関係を築いていた。

「点滴に、睡眠導入剤を入れておいたから、よく眠れるだろう。それにしても美しい…どこの国とのハーフなんだ?」

全裸で横たわる蕾の、透き通るような肌をじっくりと拝み、松岡が髭を撫でながら言う。

それを見た中條は、咳払いをして蕾の躰にブランケットを掛けた。

そして、北川を内線で呼び出すと、メイドに蕾の寝巻きを持って来させるように言った。

「プッ!…私がこの娘を寝取るとでも?心配するな、中條。私は少女趣味ではない。ハッハッハッ!」

おもちゃを独り占めする子どものような仕草の中條が可笑しく、思わず笑ってしまった。

「ゴホンッ!馬鹿な冗談はよせ、松岡。私はそんな…」

「フフッ…すまん、すまん。…で?」

「…ああ、そうだったな…。この子は、純粋なオーストリア人だ」

「母親は日本人と聞いていたが?」

「ああ、継母だよ」

「…継母…?」


蕾は眠りに堕ちゆく弱々しい意識に、男達の会話を聞いていた。

"ままはは"…?ママと母ってこと?…どう…言う…事?…わかん…ない………… ………
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