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口琴
第15章 守るべきもの
アトリエ。
いつか蕾が迷い込んだ、あの部屋…。

鮮明に蘇る…。

大蛇の淫戯に悦楽を覚える、幼い彩乃の絵は、性への関心も、興味もなかった蕾の股間を濡らし、指を這わせてしまうほど、刺激的だった。

中條は、一体何を見せると言うのか…

暗い部屋…テレピン油の匂い…。それだけで条件反射する下半身に、蕾は戸惑いを隠せなかった。

「どうした?顔が赤いぞ?この部屋へ入るのは、始めてではなさそうだね?」

中條はニヤけ顔で、蕾をイーゼルの前に立たせた。

イーゼルに置かれた大きなキャンバスは、生成りの布に覆われている。

「お前が気に入ってくれれば良いが…」

中條は蕾の目を見つめたまま、布を外した。

その瞬間、蕾の瞳孔が大きく開く。

紛れもなく…自分だった…。

蕾の表情に興奮する中條。

「素晴らしいだろう?我ながら、傑作だよ!」

艶を帯びた長い黒髪が、水のように流れ、躰に纏っているものは、色とりどりの縄跳びだけ。
左右均等に計算された美しい亀甲縛りで、そのあどけない躰が淫酷に絞り出されていた。

幼い乳房もツンと上を向き、サクランボ色の小さな乳頭が、汗の露を光らせて、いやらしく尖り出している。

両手は頭上で縛られ、両足はM字に開かされて、膝を折り曲げた状態のまま括られていた。

全身に浮かぶ汗の粒。紅潮する頬。快感に弛む唇…。
悲し気な翡翠色の瞳が、こちらを見つめていた。

この目…あの彩乃さんの目に似ている…。蕾はそう思った。

…酷い…。これが…私?…

膝がガクガクと震える。ブルーのギンガムチェックのワンピースの裾を、ギュッと握った。

「楽しかったあの縄遊びだ。思い出したかな?楽しい思い出はこうして、絵に残すものだよ?…。しかし、まだ完成していないんだ。分かるかい?ほら、ココ…。まだ愛が繋がっていないだろう?」

中條が指差した場所は…性器の部分。

確かに、ソコだけぼんやりとして、はっきりと描かれていない。

「この絵の要だ。お前の可愛いおまんこと、おとうさまの逞しいおちんぽが繋がり、初めてこの絵が完成する。手を抜くと全て台無しだ。さあ、これから綺麗に描いてあげようね?嬉しいかい?」

中條は大きな姿見をイーゼルの横に置き、姿見の真向かいに大きな一人掛けのソファーチェアを置いた。

後退りする蕾を捕まえ、後ろから抱き抱えると、深々と椅子に身を沈めた。
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