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口琴
第15章 守るべきもの
焦れったい筆の動きに、蕾の自制心は容易く崩れた。

羞じらいながらも、自ら腰を揺らして筆を探す。

「あぁっ…いやっ…あんっ…もっと…してっ…」

ついには、この卑劣な男に対し、喘ぎと共に快感を強請ってしまった。

その言葉に敏感に反応する中條の顔は、よくぞとばかりに、いやらしく弛む。

…素晴らしい…

まぐわる度に、その淫乱ぶりの頭角を現す少女の優秀さと、ここまで育て、躾した自分を称賛せずにはいられなかった。

「そうか…もっとして欲しいのか…可愛いぞ?…どこに筆が欲しい?もう、ちゃんと言えるね?」

「あぅっ…く…くり…とりすに…はぁっ…筆を下さいっ…んぁっ…はぅっ…」

オウム返しではなく、自らその名称を口にするのは初めてで、正しく言えたのかどうかも分からない…。

「おまんこの中を、太いおちんぽで擦ってやっていると言うのに、クリトリスも弄って欲しいとは、我儘な娘だ。フフッ…。ようし、おまんこもクリトリスも両方可愛がってやろう。その代わり、エッチな愛液をたっぷり出すんだぞ?」

中條はニヤニヤして、硬度を増したルビーに筆を伸ばし、絶妙な力加減で嬲った。

「あっ…はぅっ、あんっ、あふぅ…んっ…」

蕾の淫らなよがり鳴きは、益々艶めき、結合部からは止めどなく淫蜜が溢れ出す。

絵筆の仕事ぶりは見事で、膣の蠢きと収縮が、より激しさを増す。
その膣の脈動と熱は、中條の肉棒を快悦に包み、硬さと質量を増すのは良いが、早々と絶頂に至らしめられるのは些か困る。

…まだまだこれからだ…
…今、果てる訳にはいかん…

中條は己に言い聞かせるように、危うい肉棒の根元を強めに掴んだ。

「蕾のいやらしい油で、筆がこんなにビッショリだ…。ほら、見てごらん?フフッ…。さあ、描いてあげるよ?愛の繋がりを…」

たっぷり淫液を含んだ"丸筆8号"に、絵の具を含ませ、鏡を見ながら色を調合をすると、キャンバスに色を乗せていく。勿論、腰を止めることなく。

「あぁ…気持ちいいよ…。こんなにズッポリ咥わえ込んで…。ほら、このビラビラ…おとうさまのおちんぽに、いやらしく纏わりつく…。こんなに濡れて…おちんぽまでヌルヌルだ」

中條は鏡を見て、逐一解説しながら筆を運ぶ。

小さな躰は絶え間なく揺られ、鏡と、キャンバスに模されていく繋がりを見つめながら、迫りくる子宮の熱い疼きを、切なく感じていた。
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