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口琴
第16章 妹の体温
ギシッ…とスプリングが軋み、二人の躰はベッドへと沈む。

蕾は目を閉じ、聖の吐息と唇の熱を首筋に感じていた。
ぎこちない動きで優しく啄み、時折、濡れた舌が何かを探るように這う。

「あ…んっ…はぁっ…はぁっ…」

抑えきれない声が、小さな唇から洩れると、聖は蕾を見つめながら呟いた。

「…可愛い声…ここ、気持ちいいのか?…」

「…や…恥ずかしいよ…」

蕾の声が震える。

潤んだ翡翠を見つめながら、聖の右手はパジャマの上から、柔かな膨らみを包み込んでいた。

「…見せて…」

「…んっ…」

答えにならぬ艶声を洩らし、潤んだ翡翠をゆっくりと閉じた。

再び唇を重ね、唾液が混ざり合うほどに舌を絡め合わせながら、パジャマのボタンが一つ一つ外されていく。

唇が離れると、唾液の糸が名残惜しそうに二人を繋いだ。

蕾は聖の視線を胸元に感じ、両手を胸の前でクロスさせ、少しばかりの抵抗を見せたが、聖に易々とほどかれ、幼い膨らみを晒した。

パジャマの下は、淡い水色のスポーツブラ。

聖は少し緊張しながら、小さな丘を両手で包む。

「…はぅっ…あぁ…」

蕾の声に煽られた聖は、ブラをたくし上げた。

透き通る白い肌…
幼さの残る小さな双丘だが、美しい曲線を描いている。
巓には、小さなさな果実…。

ゴクン…

「綺麗だ…」

蕾の乳房を見たのは、これが初めてではなかったが、あの頃より丸みを帯び、女らしく美しくなっていて、聖の心に僅かな寂しさと興奮が混在し、戸惑った。

「…やだっ…あんま…見ないで…」

恥ずかしがる蕾は、聖は嗜虐的な感情を掻き立たせてしまう。

そっと掬い上げるように包み、ゆっくりと揉みしだきながら囁いた。

「…どう?…もっとして欲しいのか?…言ってみろよ…」

「あんっ…やだっ…恥ずかしい…。はぁっ…でも…聖君をいっぱい感じたいの…。あぁ…だ…だから…おねがいっ…」

聖の躰に高圧の電流が走る。

聖の下半身はキスした時点から、ずっとザワついてはいたが、今となってはもう、隠しきれないほどスウェットのズボンを持ち上げていた。

上半身裸になった聖は、蕾のパジャマとブラを剥ぎ取ると、柔らかい乳房を揉みながら舌を這わせた。
乳房は唾液に濡れ光りながら、小刻みに震えている。

そして、蕾の稚肉もまた、聖との烈情の幕開けに悦涙していた。
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