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口琴
第16章 妹の体温
確か…ベッドサイドの引き出しの奥に…

手を伸ばし、ガタガタと探る。

あった…

正方形の小さなパッケージを手にした聖は、スウェットをおろした。

ボクサーパンツが、窮屈そうだ。

うっすらと濡れている。

ウエストのゴムに手をかけ、パンツを脱ぎかけた時、蕾が虚ろに見つめるので、恥ずかしくなり後ろを向いた。

「…聖君…」

背後から、微かに震える声が。

「ん?…」

振り向くと、蕾が躰を起こし、こちらに近づいて来た。

「……」

「…どした?…怖いのか?…大丈夫。優しくすっから…」

「…お口に…入れても…いいよ?…」

「…ああ…」

コンドームの着け方を、頭の半分で考えていた聖は、蕾の言葉に生返事した。
程なくして、その言葉を改めて思い返す。

「…え?!」

聖は、耳を疑った。

「…お口…って?…」

まさか…フェラチオの事を言ってるのか?…

蕾は頬を染めて俯き

「…聖君の…おちんちん…私のお口に…」

聖の心臓は、爆音をたてていた。

ただでさえ爆発寸前なのに、フェラチオなどされたら、一溜まりもない。

して欲しいのは山々だが…。


この熱い腫れモノに、あの可愛い唇が触れる瞬間を想像してみる。

《ドピュッ!…》

発射の映像が脳裏を過った。

いや、いや、無理でしょ…普通に…。キスだけで、イッてるし…俺…。童貞の俺には、ハードル高すぎでしょ…。

動揺を隠せない。

「…そ、そんなことさせられないよ…お、お前に…」

「…ダメ?…」

翡翠が揺れる…

「そ、そうじゃないけど…。そ、その…汚いし…」

「お風呂、入ったよ?聖君だって、私のにチューしてくれたよ?…いっぱい…」

「…そ、それは…」

「…私…したい…」

非道な大人達には、無理矢理に口淫させられ、それは苦しくて気持ち悪い行為としか思えなかった蕾だが、聖の優しいクンニリングスを受け、自らも聖に奉仕してみたくなった。

「………」

聖はもう、何も言えなかった。

意を決して、ゆっくりと蕾の方へ向き直り、パンツをおろす。

目の前にペタンと座った蕾の視線が、股間に刺さる。

聖は目を固く瞑り、顔を横に背けた。

見られるところを見たくない。

蕾の目の前に、聖の肉棒が勢い良く弾み出る。

雄々しい肉棒は、美しい弧を描いて反り勃ち、戦慄いていた。
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