この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
口琴
第8章 悪魔の棲む家
惑乱の胸で何度も叫んだのは、聖の名前。

あのハーモニカの音色が蕾の心に溢れ、傷ついた心を包むが…涙が出ない…。

大声で泣けたら…楽になれるのかも知れない…。

しかし、喉の奥に大きな塊のような物がつっかえていて、涙が出ない…。

苦しい…。

助けて…。



夜、十時を回った頃。

スヤスヤと無邪気な寝息を立てる梓の隣で、蕾は中々寝付けず、躰を丸めて震えていた。

どうか…このまま…明日が来ませんように…。

死刑執行を待つ囚人のような心境だった。


ママにも梓にも、もう会えない…。

学校にも、もう行けない…。

…聖にも…。

そんなの…やだっ…。


ガチャッ…

部屋のドアが開く。

ママ?

梨絵は帰宅すると、真っ先に子供達の寝顔を見に来てくれる。だから蕾はいつものように母だと思って飛び起きて抱きついた。

「ママ~‼」

「…ヘヘッ…ママじゃなくて悪かったな」

「…パパ…」

「話がある。パパの部屋へ来なさい」

「…………」

「グズグズするなっ!」

蕾は、渋々敬介に従った。

香水が香る部屋…。

つい先日、このベッドの上で繰り広げられた夫婦の烈情が鮮明に蘇り、蕾の鼓動が乱れ打つ。

ベッドに座る蕾に敬介がにじり寄るので、蕾はあからさまに身をよじった。

「チッ…なんだよ親子じゃねぇか、そんなに嫌がらなくてもいいだろ?ヒッヒッ…」

俯く蕾の肩を引き寄せ、獲物を捕らえた蛇のような目付きで、蕾の耳に唇を付けて呟く。

酒臭い息…。

「明日、久し振りに社長のお宅にお泊まりだぞ?嬉しいか?」

「………」

「ちゃんとご奉仕するんだ。いいな?ヒッヒッ…。たっぷり可愛がって貰うんだぞ?」

「…やだっ…」

「チッ…まだそんな事を…。ま、とにかく社長は随分溜まっておられる。その小さな口やロリまんこで、たっぷり抜いてさし上げなさい。ムフフッ…」

敬介は、そう言いながら蕾のワンピース風のパジャマの裾をスッと捲り、その奥を覗き込んだ。

「…やっ…やめてっ!…グスン…ッ…フェッ…ゥゥェッ…」

必死で裾を押さえて、身を硬くする。

「チッ…全くあのロリコン社長、こんなガキのどこがいいんだか…。でも…よく見るとお前、可愛いな…。さすが白人の子どもだ…。いざくれてやるとなると、何だか惜しくなる…。ヘヘッ…最後にロリまんこの味見でもしておくか…」
/222ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ