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口琴
第8章 悪魔の棲む家
惑乱の胸で何度も叫んだのは、聖の名前。
あのハーモニカの音色が蕾の心に溢れ、傷ついた心を包むが…涙が出ない…。
大声で泣けたら…楽になれるのかも知れない…。
しかし、喉の奥に大きな塊のような物がつっかえていて、涙が出ない…。
苦しい…。
助けて…。
夜、十時を回った頃。
スヤスヤと無邪気な寝息を立てる梓の隣で、蕾は中々寝付けず、躰を丸めて震えていた。
どうか…このまま…明日が来ませんように…。
死刑執行を待つ囚人のような心境だった。
ママにも梓にも、もう会えない…。
学校にも、もう行けない…。
…聖にも…。
そんなの…やだっ…。
ガチャッ…
部屋のドアが開く。
ママ?
梨絵は帰宅すると、真っ先に子供達の寝顔を見に来てくれる。だから蕾はいつものように母だと思って飛び起きて抱きついた。
「ママ~‼」
「…ヘヘッ…ママじゃなくて悪かったな」
「…パパ…」
「話がある。パパの部屋へ来なさい」
「…………」
「グズグズするなっ!」
蕾は、渋々敬介に従った。
香水が香る部屋…。
つい先日、このベッドの上で繰り広げられた夫婦の烈情が鮮明に蘇り、蕾の鼓動が乱れ打つ。
ベッドに座る蕾に敬介がにじり寄るので、蕾はあからさまに身をよじった。
「チッ…なんだよ親子じゃねぇか、そんなに嫌がらなくてもいいだろ?ヒッヒッ…」
俯く蕾の肩を引き寄せ、獲物を捕らえた蛇のような目付きで、蕾の耳に唇を付けて呟く。
酒臭い息…。
「明日、久し振りに社長のお宅にお泊まりだぞ?嬉しいか?」
「………」
「ちゃんとご奉仕するんだ。いいな?ヒッヒッ…。たっぷり可愛がって貰うんだぞ?」
「…やだっ…」
「チッ…まだそんな事を…。ま、とにかく社長は随分溜まっておられる。その小さな口やロリまんこで、たっぷり抜いてさし上げなさい。ムフフッ…」
敬介は、そう言いながら蕾のワンピース風のパジャマの裾をスッと捲り、その奥を覗き込んだ。
「…やっ…やめてっ!…グスン…ッ…フェッ…ゥゥェッ…」
必死で裾を押さえて、身を硬くする。
「チッ…全くあのロリコン社長、こんなガキのどこがいいんだか…。でも…よく見るとお前、可愛いな…。さすが白人の子どもだ…。いざくれてやるとなると、何だか惜しくなる…。ヘヘッ…最後にロリまんこの味見でもしておくか…」
あのハーモニカの音色が蕾の心に溢れ、傷ついた心を包むが…涙が出ない…。
大声で泣けたら…楽になれるのかも知れない…。
しかし、喉の奥に大きな塊のような物がつっかえていて、涙が出ない…。
苦しい…。
助けて…。
夜、十時を回った頃。
スヤスヤと無邪気な寝息を立てる梓の隣で、蕾は中々寝付けず、躰を丸めて震えていた。
どうか…このまま…明日が来ませんように…。
死刑執行を待つ囚人のような心境だった。
ママにも梓にも、もう会えない…。
学校にも、もう行けない…。
…聖にも…。
そんなの…やだっ…。
ガチャッ…
部屋のドアが開く。
ママ?
梨絵は帰宅すると、真っ先に子供達の寝顔を見に来てくれる。だから蕾はいつものように母だと思って飛び起きて抱きついた。
「ママ~‼」
「…ヘヘッ…ママじゃなくて悪かったな」
「…パパ…」
「話がある。パパの部屋へ来なさい」
「…………」
「グズグズするなっ!」
蕾は、渋々敬介に従った。
香水が香る部屋…。
つい先日、このベッドの上で繰り広げられた夫婦の烈情が鮮明に蘇り、蕾の鼓動が乱れ打つ。
ベッドに座る蕾に敬介がにじり寄るので、蕾はあからさまに身をよじった。
「チッ…なんだよ親子じゃねぇか、そんなに嫌がらなくてもいいだろ?ヒッヒッ…」
俯く蕾の肩を引き寄せ、獲物を捕らえた蛇のような目付きで、蕾の耳に唇を付けて呟く。
酒臭い息…。
「明日、久し振りに社長のお宅にお泊まりだぞ?嬉しいか?」
「………」
「ちゃんとご奉仕するんだ。いいな?ヒッヒッ…。たっぷり可愛がって貰うんだぞ?」
「…やだっ…」
「チッ…まだそんな事を…。ま、とにかく社長は随分溜まっておられる。その小さな口やロリまんこで、たっぷり抜いてさし上げなさい。ムフフッ…」
敬介は、そう言いながら蕾のワンピース風のパジャマの裾をスッと捲り、その奥を覗き込んだ。
「…やっ…やめてっ!…グスン…ッ…フェッ…ゥゥェッ…」
必死で裾を押さえて、身を硬くする。
「チッ…全くあのロリコン社長、こんなガキのどこがいいんだか…。でも…よく見るとお前、可愛いな…。さすが白人の子どもだ…。いざくれてやるとなると、何だか惜しくなる…。ヘヘッ…最後にロリまんこの味見でもしておくか…」