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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第32章 第十三話 【花残り月の再会~霞桜~】 其の壱
―旦那さん、私をもう一度、このお店で雇っては貰えませんか。厚かましいことは判ってます。でも、そこを何とかお願いできませんか。
 お彩は駄目で元々という覚悟で頭を下げた。
 喜六郎は口をつぐんだ。
 短い沈黙があった。小柄で四角張ったいかつい顔に大きな眼の喜六郎は、お世辞にも男前とはいいがたい。笑うと、人の好い好々爺といった雰囲気になるが、こうして渋面でいる様は、なかなか迫力がある。
 お彩は、これ以上、その場に居たたまれなかった。
―申し訳ありません。私ったら、突然に現れて、こんなお願いをするだなんて、どうかしてますよね。本当にあい済みませんでした。
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