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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第32章 第十三話 【花残り月の再会~霞桜~】 其の壱
―はい。
 その時、お彩は喜六郎の気遣いが心に浸みて、涙が止まらなかった。もう自分には誰もいない。伊勢次が亡くなり、やっと心を触れ合わせることができたおきわも亡くなり、本当に一人ぼっちになってしまったのだと思っていた矢先、まだ自分のことをこうまで案じてくれている人がいたー。
 お彩は人の縁(えにし)の不思議さをつくづく思った。
 あの日から十日余りが過ぎ、長年「花がすみ」で働いていたことのあるお彩は、直に店の雰囲気にも仕事にも慣れた。
 その時、お彩は右の指先に小さな痛みを感じた。
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