この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第32章 第十三話 【花残り月の再会~霞桜~】 其の壱
 お彩は、この小さな飯屋に今度こそ本当の居場所と生き甲斐を見つけたような気がしていた。自分の生涯を賭けられるものー、それがここにあるように思えていた。
ーたとえ小さくとも良い。心に自分だけの花を咲かせるんだよ。
 それが亡くなった母お絹の口癖だった。もしかしたら、自分はこの「花がすみ」で自分なりの花を咲かせることができるのではないか、そんな予感がしている。もちろん、一人前の板前になるには道は厳しいものがあるだろうことは覚悟している。見込みがあると褒めてくれるにも拘わらず、お彩は日に何度、喜六郎に叱り飛ばされているか知れたものではない。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ