この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第32章 第十三話 【花残り月の再会~霞桜~】 其の壱
 お彩はその夜、「花がすみ」に泊まり、お美杷の無事を祈り続けた。暁方、お彩はほんのいっとき、浅い微睡みに落ちたようであった。
 浅い眠りの中、お彩は遠くから響いてくる赤子の泣き声を聞いた。
―お美杷、お美杷ッ。
 お彩は夢中で我が子の名を呼びながら、走って追いかけようとした。と、ふいに背後から頑丈な腕で抱き止められ、お彩はもがいた。
「行かせて、行かせて。早く、早く追いかけなければ、お美杷がまたいなくなっちまう」
 自分の身体に絡みつく手を振りほどこうと懸命にもがいた。
/1605ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ