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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第32章 第十三話 【花残り月の再会~霞桜~】 其の壱
 喜六郎は吐息をついた。
「だから、お前の気持ちは判るつもりさ。とにかく、今は待つしかねえ。夜が明けたら、俺も俺なりに心当たりを当たってみるつもりだから」
「ありがとうございます。本当にご迷惑ばかりおかけして、済みません」
 お彩が深々と頭を下げるのに、喜六郎が口を尖らせた。
「また他人みてえなことを言う。さっき、言ったばかりじゃねえか」
「はい」
 お彩は、子どもみたいに頬を膨らませる喜六郎の表情がおかしくて微笑んだ。
 少し、心が軽くなったような気がした。
 その時、下でコトリと物音が聞こえ、二人は顔を見合わせた。
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