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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第35章 第十四話 【雪待ち月の祈り】
 お彩は店の近くの裏店に一歳の娘と暮らしている。この長屋は、かつてお彩が伊勢次と共に暮らしていた想い出の場所でもあった。
 お彩は溜め息をつくと、眼前の道を眺めた。
 この時期、店の前の道は何度掃き清めても、一向にきれいにならない。落ち葉が舞い落ちてきて、折角掃き終えたと思っても、すぐにまた落ち葉でいっぱいになる。
 春には風が吹く度に、桜の花びらが舞い流されてきて、一面が花びらを敷き詰めたようになる。それはそれで風流で良いが、枯れ葉ばかりでは風流には程遠く、流石にうんざりとしてしまう。
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