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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第35章 第十四話 【雪待ち月の祈り】
 喜六郎はお彩の気遣いをお見通しなようだった。が、お彩は笑って首を振る。
「良いんですよ。そろそろお美杷も眼が覚める頃ですし、散歩に連れていこうかと思ってたところですから。旦那さんの方こそ気を遣わないで下さいな」
 お彩は二階に上がって、まだ寝入っているお美杷を寝んねこ袢纏にくるんだ。普段、お彩は店で働いている間は、お美杷を背に負うていることが多い。乳飲み子の時分は二階に寝かせていることも多かったけれど、一歳過ぎて活発に動き回るようになってからというもの、危なかっしくて眼が離せない。お美杷は、まだ歩くことはできず、つたい歩きがようようだ。お彩の後を追うときは、這い這いでやってくる。
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