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ただ、あなたに逢いたくて~心花【こころばな】~
第35章 第十四話 【雪待ち月の祈り】
「ハハ、仏さまですか。そいつはいいや。ですが、喜六郎さん、やっぱり、仏さまっていうのは、まずいですよ。仏さまに寄ってくる女なぞはまず、いませんからね」
 と、安五郎は少し明るさを取り戻した顔で笑いながら言った。
「それじゃあ、私はこれで失礼します」
 安五郎が立ち上がる。
 喜六郎は気遣わしげに表を窺うそぶりを見せた。
「それにしても、遅いなあ。もうかれこれ半刻にはなるだろう。この寒空に赤ん坊をそんなに連れだしてちゃあ、風邪を引かせちまう」
 喜六郎は、なかなか帰らぬお彩とお美杷を案じているのだ。
「あい済みません。私が訪ねてきたばっかりに」
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